
「昨日まで使えていたWiMAXが突然使えなくなった……」
「WiMAXの電波があるのにつながらない……」
「圏外と表示されている」
WiMAXがつながらない原因は様々ですが、いち早く何とかしたい!と思いますよね。
この記事では、WiMAXが突然つながらなくなった時の対処方法を紹介した後に、状況に応じた対処方法を紹介していきますので、WiMAXがつながらなくて困っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
突然つながらなくなった時、最初にする対処方法
WiMAXが突然つながらなくなった時に、まず試してみたいことが2つあります。
方法1.ルーターとスマホを再起動する
「繋がらないな……」と感じたら、まずはルータ―とスマホの両方を再起動してください。これだけで直ることがあります。
再起動の仕方は、本体メニューの「設定」→「メンテナンス」→「再起動」を選択するか、電源ボタンを長押しすることできます。
方法2.通信モードを切り替えてみる
WiMAXの電波が、他の電波と干渉して繋がらない原因を作っている可能性があるので、WiMAXの通常の周波数2.4GHzから5.0GHzに変更してみましょう。
ただし、この通信モードを切り替えるのは「屋内のみ」で使用して下さい。その理由は、5.0Ghz周波数の屋外での使用は電波法違反となるためです。
外出する際は、周波数を2.4Ghzに戻すことを忘れないようにしましょう。
変更のやり方は簡単で、
WiMAXのホーム画面から「設定」→「通信設定」→「Wi-Fi設定」で出来ますよ。
しかし機種によっては、Webでしか設定できない機種があるのでその時の手順は、
- アドレス「http://192.168.179.1」のサイトに飛ぶ
※WiMAXに接続している端末(スマホなど)しかアクセスできない - 「実行」または、「開く」をタップしてクイック設定Webを表示する
- クイック設定Web画面の下にある「詳細設定TOPへ」のボタンをタップ
- 任意のパスワードを設定する
- 初期画面がもう一度表示されるので「詳細設定TOPへ」のボタンをタップ
- ユーザー名と先ほど設定したパスワードを入力してログインする。ちなみにユーザー名は「admin」
- ログインしたら「無線LAN設定」をタップ
- 「5GHz設定」の5GHz帯を有効にするにチェックを入れる
- するとWiMAXに「無線LAN帯域切替」が表示される
- 「無線LAN帯域切替」でSETボタンをおして「5GHz(屋外)」「5GHz(屋内)」を選択する
WiMAXが圏外!?電波が安定しない時の対処方法
WiMAXが圏外になっている場合や電波が安定しない場合に試して欲しい方法を4つ紹介します。
対応エリアに入っているか調べる
WiMAXは、人口カバー率90%を達成しているので繋がりやすいのですが、一部地域では、対応していないことがあるようです。
対応エリアの確認方法は、WiMAX公式サイトのピンポイントエリアから調べることができますよ。
ピンポイントエリアでは住所を入力して調べるので、正確にその場所の電波状況を知ることが出来ます。
WiMAXの場合近くがエリアに入っていたとしても、隣はエリア範囲外だったという事がありますよ。
詳しい調べ方を知りたい人はこちらから↓
テザリングを利用する
WiMAXの対応エリアを調べてサービスエリア外だった時は、WiMAXでインターネットをすることができません。
しかしWiMAXサービスエリア外でもインターネットを使いたい場合は、スマホの「テザリング機能」を試してはいかがでしょうか?
格安SIMを使っている場合は、テザリングに対応していない場合がありますが、大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)のスマホならほとんどテザリングに対応しているでしょう。
ただしテザリングを使うには、スマホの「テザリングオプション」に入っている必要があります。
WiMAXで通信障害が起こっていないか調べる
WiMAXの公式サイトでは、電波障害が発生情報や復旧情報が載っています。そのため、つながりにくくなった時は見てみるようにしましょう
障害情報はこちら
通信障害は地域ごとに見ることが出来るため、利用している地域で障害が発生していないか確認しましょう。
通信障害が起こっていた時は、メンテナンスや工事が終わるまで待つしか対処方法はありません。
通信障害が起こる原因としては、地震や台風なのでWiMAXの電波を中継する基地局が損傷したり、雷の影響によるノイズ等があるようです。
そのため台風や地震があった後は、通信がつながりにくくなることがあるので、チェックしてみましょう。
ルーターを初期化する
長年ルーターを使い続けていると、ルータ―本体に不具合が生じるので、そうした場合はルーターを初期化することによって直ることがあります。
ルーターの初期化方法は、機種によって異なり
- 本体の横にあるリセット(Reset)ボタンを先の細いペンなどで5秒間長押しする
- ホーム画面から「設定」→「メンテナンス」→「初期化」を選ぶ
2つの方法があります。
接続動作が不安定になった時は、ぜひ試してみてください。
電波が弱い……電波の強度を強くしたい時の対処方法
WiMAXの電波は、サービス提供エリアであっても、圏外になることがあります。
その理由はWiMAXの電波は、携帯に使われているLTEと比べると、障害物に回り込むことができないため、繋がりにくいという特性があります。
そのためWiMAXは、高い建物に囲まれた場所や、地下鉄、建物の中ではつながりにくいことがあります。しかしそれでも通信する場所を変えたり工夫をすることで、つながりやすくなります。
これから室内と屋外に分けて改善方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
室内でWiMAXの電波が届かなくなった時の対処方法
- 窓際にWiMAXを持って行く
WiMAXの電波は、障害物が多いと反射して不安定になってしまいます。特に厚い壁があるとWiMAXの電波は、通ることができないので、通信がつながらない……ということが起きることもあります。しかし窓ガラスは厚さが薄く、WiMAXの電波を通すことができますので、通信状況が安定性が上がります。また同じ窓際でも高さや向きによっても電波の強さが変わるので試してみてください。
- クレードルを使ってWiMAXを有線接続をする(パソコンの接続でおすすめの方法)
クレードルとは、WiMAXを置くだけで充電ができる機械のことですが実はクレードルには、LANポートがあるので有線接続が可能になります。パソコンならそのままLANケーブルを差し込むだけですよ。しかしスマホの場合は、LANケーブルをつなぐ場所がないので「変換アダプタ」が必要になります。またスマホによってはLANケーブルに対応していないことがあるので、確認が必要になります。
- 中継器を使う
WiMAXを1階と2階のフロアでまたいで使っていると十分に電波が届かない時があります。そういった時は「中継器」を使って広範囲に電波を届けるようにした方が良いでしょう。
WiMAX単体では、どうしても電波が届く範囲が制限されてしまうので、WiMAXのルーターから遠くに離れてしまうとインターネットに繋がりにくくなってしまいます。ちなみに中継器なしでも広い範囲でWiMAXを使いたい!という人にはホームルータ―タイプのL01sがおすすめです。コンセントに差し込んで使うので、持ち運びは出来ませんが電波が強いタイプなので中継器なしでも広い範囲で使うことが出来ますよ。
屋外でWiMAXの電波が届かなくなった時の対処方法
屋外でWiMAXがつながりにくい場所は、
- ビルやマンションなど高い建物に囲まれている場所
- Wi-Fiスポットがたくさんある場所
- たくさんの人がスマホを使っている場所
こういった場所では、WiMAXの電波が届きにくいため「通信速度が遅くなったな……」と感じたら大きなビルや人混みから離れた場所で使うことをおすすめします。
しかしそういった場所で、快適に使いたい!という時は、au 4G LTEを利用すると良いでしょう。au 4G LTEはWiMAX電波より繋がりやすいので快適にインターネットを使うことができます。
WiMAXでau 4G LTEを使う時は、「ハイスピードプラスエリアモード」に切り替えることで使用ができます。
ただしau 4G LTE は月のデータ容量が7GBを超えると速度制限がかかってしまうので使用データ容量を確認しながら使ってください。
■ハイスピードプラスエリアモードの切り替え方法
- WiMAXのホーム画面から「設定」を選択
- 「通信設定」→「通信モード設定」を選択
- 通信モード設定から「ハイスピードプラスエリア」を選択
- 注意画面が出るので「OK」を選択
※ハイスピードエリアモードの利用には月額料金1,005円かかります
電波はあるけど通信速度が遅い時の対処方法
通信速度が遅い時に考えられる原因は、2つあり、
- 速度制限にかかっている
- 古いWiMAX回線をつかっている
速度制限はプランによってもかかる条件が異なるため、注意が必要です
速度制限の対処方法
WiMAXの速度制限にかかる条件は、
- 「通常プラン」の場合は月7GB以上のデータ容量を使いきる
- 「ギガ放題プラン」の場合は、3日間で10GBのデータ容量を使う
実は「ギガ放題プラン」も月のデータ通信量は上限がありませんが、3日間で使えるデータ量には制限があるので注意が必要です。
ちなみに速度制限の期限は、通常プランは翌月まで、ギガ放題プランは速度制限がかかった翌日の18時~深夜2時まで速度制限がかかります。
速度制限にかかると、翌日の速度制限が解除されるまで待つしかありません。
そのため速度制限にかかる前に対策が必要で、その方法は、「使うデータ容量を考えて使う」ようにしましょう。
どのように使うデータ容量を考えるのか?というとWiMAXのホーム画面にデータ量を表示させて、使える容量を考えます。
WiMAXの画面にデータ容量が表示されていれば、残りのデータ容量を意識できるようになりますよ。
ホーム画面にデータ量を表示させる方法は、
- ホーム画面の通信カウンターを選択する
- 「ホーム画面表示設定」から1ヶ月または3日を選択
※「ギガ放題プラン」の人は3日、「通常プラン」の人は1ヶ月を選択するのがおすすめ - これでホーム画面に通信量が表示されます
ただし機種によってはルーター本体から設定ができない場合があるのでその時は、クイック設定Webにアクセスして、
「WAN設定」→「通信量カウンター」と行き本体ホーム画面設定を、3日か1ヶ月のどちらか選択してください。
そして【データ設定1ヶ月】の場合は、ハイスピードモードを「オン」、ハイスピードエリアモードを「オン」、最大データ通信を「7GB」に設定。
【データ設定3日】の場合は、ハイスピードモードを「オン」、ハイスピードエリアモードを「オン」、最大データ通信を「10GB」に設定。
設定を終えた後、適用を押せば完了です。
もしWiMAXをどちらのプランで契約したのか分からない場合は、契約したプロバイダに問い合わせれば知ることができますよ。
プランを調べた結果もし「通常プラン」の7GBの容量を使いきって速度制限にかかっていたなら、ギガ放題プランに変更することをおすすめします。
古いWiMAX回線を使っている時の対処方法
2015年以前にWiMAXを使っている人が、「最近WiMAXのスピードが遅くなった……」と感じる人は、新しい回線WiMAX2+に対応したルーターに変更することをおすすめします。
古いWiMAXの回線は、WiMAX2+の回線の登場により本数を減らされており最大速度が減少しています。
2015年WiMAX回線は、最大速度40Mbps(下り)。それが2018年現在は、最大速度13.3Mbpsになっています。回線の本数には限りがあるため古いWiMAX回線は減らされているのです。
「しかしお金はあまりかけたくない……」と思っている人は、WiMAXを一度解約して「新しい端末で契約をし直す」と良いでしょう。
インターネットでWiMAXを契約すると、ルーターを無料で提供してくれるプロバイダが多いので、安くで機種を変更する事が出来ますよ。
解約料金が気になる……と思う人は、「Broad WiMAX」で契約してはどうでしょうか?
「Broad WiMAX」では、他のプロバイダから乗り換える時の解約料金を19,000円まで負担してくれるキャンペーンがありますよ。
古いルーターを使っている人はぜひ検討してみてください。
※2020年3月31日に古いWiMAX回線は終了することが決まりました。そのため2020年には古いルーターは、使えなくなってしまいます。 WiMAXを使い続けようと思う人は、早めに機種の変更をしましょう。 |
特定のサイトを開けない時の対処方法
他のサイトは開けるのに特定のサイトに繋がらない……と思った時、まずは3つの方法をためしてみましょう。
- 再読み込みしてみる
PCでは、「F5」キーを押す。スマホの場合はブラウザを上から下に指を動かしてください。 - 別のブラウザで起動してみる
ネットを開くためのブラウザには、「Chrome」や「Firefox」、「Edge」等がありますので別のブラウザで開けないサイトにアクセスしてみましょう。 - 他のタブ、拡張機能、アプリを閉じる
アプリやプロブラムが動いている状態で、サイトを開こうとすると、メモリが不足して見込めないことがあります。そのため不要なものは、閉じてメモリを開放しましょう。
上記の3つの方法を試しても読み込めない場合は、サイト自体がメンテナンス中の可能性がありますので、時間をおいてアクセスすることをおすすめします。
また「このサイトは安全でない可能性があります」表示されている場合はセキュリティソフトで、サイトをブロックしてます。
その場合は、「ブロックしたWebサイトにアクセス」をクリックすると、該当ページを開くことができますが、接続先の安全が確認できない場合はアクセスしない方が良いでしょう。
気になる質問Q&A Q.WiMAXが故障してネットに繋げることができないと思うのですが、どのようにしたらいいでしょうか? A.WiMAXが故障したと感じたら、まずは「UQコミュニケーション」の公式サイトに故障の症状に合わせた解決方法が書いてあるので一度見てみることをおすすめします。 もしそれでも直らない場合は、契約したプロバイダに連絡をして下さい。問い合わせ先はUQWiMAXのサイトに載っていますので分からない場合は、参考にしてください。 連絡先一覧はこちら |
サポートセンターへの連絡先
どうしてもWiMAXがつながらない場合は、サポートセンターへ連絡をすることをおすすめします。
サポートセンターは、WiMAXを契約したプロバイダによって違うため確認をしてから連絡をしましょう。
■各プロバイダの連絡先 【UQ コミュニケーションズ】で契約をした場合 電話番号 0120 - 929 - 818 受付時間 9 : 00 ~ 21 : 00(年中無休) メールでの問い合わせはこちら
【Broad WiMAX】で契約をした場合 電話番号 0120 - 299 - 963 受付時間 10 : 00 ~ 20 : 00 (年中無休)
【BIGLOBE】で契約をした場合 電話番号 0120 - 926 - 762 受付時間 9 : 00 ~ 21 : 00 (年中無休)
【So-net】で契約をした場合 電話番号 0120 - 080 - 790 受付時間 9 : 00 ~ 19 : 00 (年中無休)
【au】で契約した場合 近くのauショップに連絡をする。検索はこちらから |
その他の事業者の連絡先はこちら
よくある質問
Q1. 電波はつながりますが、通信速度が遅いです。どのように対処すればいいですか?
WiMAXの通信信速度が遅い時は、通信速度にかかっている可能性があります。WiMAXは3日で10GBのデータ容量を使ったり、「ハイスピードプラスエリアモード」を使い過ぎると速度制限にかかります。
詳しくは下記の記事にまとめてあります。
Q2. ギガ放題3日間のデータ容量10GBは、どのくらい使えるのですか?
10GBはスマホで使うとなると、
- ホームページを見るとなると20,000回以上
- メール(写真1枚付き)だと5,000通以上
- you tube動画(標準画質)約47時間
3日間でこれだけつかうことが出来ればほとんどの人が10GBの速度制限にかかることはないのですが、「映画やドラマをインターネットでよく見る」人は、速度制限にかかることが多いようです。
youtube 動画(標準画質)でも3日間で47時間、つまり1日15時間以上見ることはあまりないと思いますが、もしこれ以上見る人は出来るなら、WiMAXではなく固定回線を契約することをおすすめします。
固定回線ならデータ容量の制限がないので、たくさん映画やドラマを見ることが出来ますよ。
まとめ
WiMAXがつながらない時の方法を紹介してきましたが、まずは「再起動」をしてみましょう。それでもつながらない時は、
- WiMAXが対応エリアに入っているか確認する
- 電波障害が起こっていないか確認をする
またWiMAXが故障していると思ったら、UQコミュニケーションの公式サイトを見てみるのもおすすめですよ。
しかし電波が入っているけど、つながりにくいもしくは遅いという場合は、
- WiMAXを窓際に置く
- 高い建物から離れた場所で使う
- たくさんの人がスマホを使っている場所から離れる
この3つを試してみてください。
以上を試してもつながらない、つながりにくい場合はサポートセンターに連絡をしましょう。
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